介護業界には国家資格から民間資格まで色々な資格があります。特に国家資格を取っておくと、就職や転職に有利だけではなくキャリアアップにもつながってくるでしょう。ここでは介護業界で役立つ国家資格の1つ、社会福祉士について取り上げてみようと思います。
社会福祉士は介護業界でソーシャルワーカーや、生活相談員の仕事に就くためにぜひ取っておきたい資格の1つです。専門知識を使って介護を必要とする人の手助けを行うことができす。
社会福祉士の資格を得るためには国家試験を受けなければなりませんが、誰でも受験できるわけではありません。4年制の大学で所定の科目を取得して卒業した人や、短期大学で所定の単位を修めて卒業し指定の施設で2年以上相談援助の実務を行った人に受験資格が与えられます。更には社会福祉士一般養成施設を卒業した人にも受験資格が与えられます。
国家試験は年1回毎年1月に行われ、試験はマークシート方式で実施。合格率は概ね25%程度であるため、決してやさしい試験ではないことが分かるでしょう。
このように社会福祉士の資格を取得するまでには高いハードルがあります。しかしハードルが高いからこそ資格取得者は重宝されるし、介護業界で働き続けるには将来性は高いといえるでしょう。
しかしながら資格だけを持っていれば、すぐに介護相談ができるわけではないことに注意が必要です。やはり現場で実務経験を積むことによって、机で学んだこと以外の知識を積むことができ、その経験が将来に生きるのです。
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